最近では、コロナの影響からか三密が回避できる釣りをはじめる方が大変多い中で、釣り人の中には釣り場が混雑して困っている方や初心者が増えることで釣り場のマナーが悪くなったり、ごみが不法投棄されたりして釣り禁止の場所が増えたりして、釣り人にとっては心苦しい状況にあります。
もちろん最初は知らないことばかりです。
しかし、知らなかったで済まなくなる場合もありますので、釣り場でのマナーと暗黙のルールを解説します。
・釣り場でのトラブルを避けたい
・釣り場で恥をかきたくない
・暗黙のルールを知りたい
しかし、ルールやマナーなど、はっきりしたものは存在せず、あくまで釣り人の共通認識です。
有料の釣り場などは、はっきりとルールがありますので、そちらに従うようにしてください。
釣り場でのマナーについて
あいさつをしてコミュニケーションを取る
同じ趣味を持つ者同士、釣り場である程度のコミュニケーションを取れていると初心者としては歓迎されやすいです。
「こんにちは」、「隣で投げていいですか?」、「釣れてますか?」など気軽に挨拶したり、釣りの話をしたりすれば、ライントラブルが起きても、優しく接してもらえたり、有益な情報を聞き出せたりとその場にすぐ馴染む事ができます。
しかし、話すぎてしまうと釣りの邪魔になって、迷惑をかけてしまう恐れがあるので程々にしましょう。
先に釣りをしている人が優先
釣り場に行けば、先に釣りをしている人が高確率でいます。
この場合、釣りの種類が違う場合があります。
例えば、餌釣りをしている人の真横でルアーを投げるのは望ましくないでしょう。
餌釣りをしている近くにルアーを投げ込むとその付近を荒らしてしまい、餌釣りの邪魔になってしまいます。
釣り人の中には、早朝から頑張って場所取りをしている方もいます。
早く来た人の特権で自由な釣りが行えるため、後から釣り場に来た場合は先に釣りをしている方を優先しましょう。
荷物を置いただけの場所取りはNG
釣りの途中でトイレに行くなど、少しだけ離れる場合は問題ないのですが、夜中に場所取りだけしておいたり、釣りの途中で数時間離れる場合に荷物を置いておくなどはやめましょう。
置いておいた荷物が盗難されたり、壊されたり、トラブルの原因になる可能性があります。
場所取りのトラブルはよく見受けられますのでご注意ください。
隣の人とライントラブルになった場合は必ず謝ること
釣り場が混雑していると、自分の仕掛けと相手の仕掛けが絡まってしまう場合があります。
キャストミスで相手の仕掛けの方向へ投げてしまったり、潮に流されてしまい、気付いた時にはもう相手の仕掛けと絡まっていたり・・・
初心者だからと思って、相手の方に仕掛けの絡まりを解いてもらい、何も言わないと相手の方はいい気持ちにはなれません。
絡まってしまったら、「すみません」
解いてもらったら、「ありがとうございます」
その一言で、お互いに悪い気持にはなりにくいと言えます。
狭い場所で釣りをしている以上は、絡ませてしまう可能性は誰にでもありますので、相手がどんな人であっても、絡ませてしまったら、まず謝るを心掛けるようにしましょう。
水面をライトで照らさない
朝マズメや夕マズメという言葉を聞いたことがある人も多いかと思います。
よく釣れる時間のことを言いますが、薄暗かったり真っ暗になってしまったりな時間なわけですが、その時間を狙って来る釣り人は大変多いです。
そんな時間に活用されるのがヘッドライトや懐中電灯です。
手元を照らす分には問題ないのですが、海面を照らしてしまうと、魚が捕食している子魚が居なくなってしまったり、ターゲットとしている魚の警戒心が高くなり、釣れにくくなります。
それが原因で周りにいる釣り人に注意されたり、トラブルになる可能性がありますので、海面は照らさないように注意しましょう。
大声で喋ったり、騒がないようにする
魚の警戒心が強くなりますし、魚が危険を察知して逃げてしまうことがあります。
初心者で友達と一緒に始めたりすると、ついテンションが上がってしまい、大きな声で喋ったり、釣れたことが嬉しくて騒いでしまうことがあるかもしれませんが、グッとこらえて周りに迷惑が掛からない程度に喜びましょう。
こちらも、注意されたり、トラブルになる可能性があるので、注意しましょう。
釣り禁止の場所で釣りをしない
釣りが禁止されている場所は、その場が一般に開放されていなかったり、過去にトラブルがあって釣りが禁止になってしまった場所です。
人の土地に勝手に侵入することは、犯罪です。
警察や、その場所の関係者が見回りを強化していることがあるので、注意を受けることになります。
世間からの釣り人のイメージが下がってしまうので、禁止されている釣り場へは、立ち入らないようにしましょう。
釣り場のゴミ問題について
ゴミを釣り場に置いていかない
新しく買った竿の入れ物、リールが入っていた箱、ルアーの箱などが良く置きっぱなしで帰る人が見受けられます。
置きっぱなしのゴミは土地の管理者や他の釣人がゴミを回収しています。
ゴミの多い釣り場では、釣り禁止になってしまいます。
ほとんどの釣り場は釣り人のために場所を開放していただいているのに、ゴミを置いていくことは人の土地にゴミを置いていくのと同じです。
釣りを終えるときは、ゴミを置きっぱなしにしていないか確認してから帰るようにしましょう。
ゴミを見つけたら積極的に拾おう
あなたのその善意ある行動が今後の釣り場の存続に繋がります。
年々、釣り場が閉鎖されてしまっている中で一人でもゴミを拾ってくれる釣り人が増えると、釣り人のイメージアップにも繋がり、地域の住民からも暖かい目で見られと思いますので、ゴミを見つけたら、誰かが拾ってくれるではなく、自分から積極的に拾うように心がけましょう。
たばこを海に投げ捨てない
釣りの合間にたばこを吸うことは、問題ありませんが海へポイ捨てする方がいますが、かなり悪質であると思います。
そのたばこが流れていき隣の釣り人のルアーに掛かってしまうなど、トラブルになる確率が高いです。
たばこを吸う方は、携帯灰皿を所持して、絶対に海へたばこを投げ捨てないようにしましょう。
釣りポイントについて
釣りポイントは自力で探す
まずは、釣り具屋の店員さんに聞くか、インターネットで調べてみましょう。
基本的には、有名な釣りポイントを教えてもらえることが多いです。
しかし、有名なポイントに入るからと言って釣れるわけではございません。
自分だけが知っているよく釣れるポイントを発見できたら、釣果が出て更に楽しい釣りライフが送れます。
安易に釣りポイントを教えない
釣りを始めてしばらく経てばある程度、釣れる釣り場がわかってきます。
そのポイントを他人に教えてしまえば、噂が広まってしまい、釣り人が殺到してしまうことで、せっかく発見した釣り場が一瞬で荒らされてしまい、釣れなくなってしまうことなどが考えられます。
信頼できる釣り仲間で留めて置くことをおすすめします。
SNSで釣り場を聞かない
TwitterやInstagramが普及している中で、釣果を載せる釣り人に対して、羨ましい気持ちから、ダイレクトメール等で釣りポイントを聞きだそうとする方がいると思いますが、聞いても教えてもらえないか、適当に有名なポイントを教えられるかだと思ってください。
自分で探して釣果を出してるポイントであるため、そのポイントは誰にも教えたくないと思いますし、見ず知らずの人にいきなり有益な情報を教えるほど甘くないし、失礼だと思いますのでSNSで釣りポイントを聞き出すのはやめておきましょう。
釣り場でのマナーと暗黙のルールまとめ
本記事では、釣りをする前に知っておきたいマナーとルールについて解説しました!
最後に改めて、要点だけ押さえておきましょう!
①コミュニケーションをとる
②先に釣りをしていた人を優先する
③荷物を置いておく場所取りはしない
④隣の釣り人ラインが絡まったら謝る
⑤水面をライトで照らさない
⑥大きな声を出したり、騒いだりしない
⑦ゴミを釣り場に置いて帰らない
⑧ゴミを見つけたら積極的に拾う
⑨たばこを海に捨てない
⑩釣りポイントはなるべく自分で探す
⑪安易に釣り場を教えない
⑫SNSで安易に釣り場を聞かない
以上の要点を抑えておけば、快適な釣りライフを送れるはずです!
誰だって初心者の時期があるので、大抵の方は優しく接してくれると思います。
マナーとルールをしっかり守り、釣りができる環境を未来に繋いでいきましょう!
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